東電の事故当時の経営陣が無罪

検察審査会による強制起訴による裁判で、東電の旧経営陣が無罪になった。

これ、純粋に法令に従えば無罪でやむなしってとこなんだと思う。実際被害にあっている福島の被災者にとっては我慢ならないのはわかる。しかし、法律に忠実に判断すればどうしようもないと思う。以前JR西の尼崎の事故でもJR西の経営陣が強制起訴され無罪になっている。

あれだけの事故を起こしておいてふざけるな!!

というのが私たちの一般的な感情だと思う。でも一般人の感情に従って判決がだされたらそりゃまずい。この判決は受け入れなきゃいけないのかな??。

福島原発の事故は、国会で共産党の吉井国会議員が「危ないけどどんな対応してる??」という質問に対して、「そういう危ないことがないような対応をしてる(だから現状で問題ない)」という回答を当時の安倍さんがしてる。さらに、東電社員からも「危ないぞ」という調査結果を受けている。にもかかわらず、対応を怠った。そしたら本当にデカい津波が来てしまった。だから予想不能だったとは言えないだろう。だから「無罪」にはやっぱり違和感ある。

「来るとは思ったけど、こんなごついのがくるのは予想外。」というのが無罪の根拠なんだと思う。

カルロスゴーンが全く事故起こしてないけど、出国禁止で自宅待機状態であるのと比較して東電の当時の責任者たちが全く無罪とはしっくりこないよな!!。だからって、「全部お前らのせいだ!!、死刑」ってのもおかしい。せめて何等かの罰金くらいは払ってもいいと思う。