Linuxの普及

2002年に会社を辞めて、あちこちの現場を転々とするプログラマになった。
会社にいるときから情報システム部に所属していて、業務ケーのコンピュータの
OSの変遷を肌で感じてきた。

その感想を書いておこう。

自分が社会人になった84年はメインフレームが主流で
日立Hitac、富士通Facom、NECAcosIBM、、、といった感じで
各社独自OSがメインだった。

次の段階は、技術系の分野(CAD/CAM/CAE)でワークステーション
呼ばれるコンピュータが出てきた。
そのOSはほとんどがUNIXだったと思う。DECなどは独自のOSだったが。
それもBSD系のUNIXだった。

90年代になると、日本のコンピュータメーカもUNIXを独自にアレンジして
独自のEWS(エンジニアリングワークステーション)というコンピュータを出して来た。

そして95年にはWindows95が発売されたころ、初めてLinuxというのを知った。
秋葉原のレーザー5というCD屋さんにSlackware+JEというCDが売られていて
パソコンにインストールしたら、会社で使っているUNIXとほとんど同じ環境が
自宅にできてびっくりしたものだった。

でもまだ90年代はLinuxはばかにされる存在でしかなかった。
オープン系はSunOSSolarisがほぼデファクトといってよいと思う。
あとはIBMAIX、HPのHPUXかな。
まだまだ、メインフレームも存在感があった。

90年後半から2000年になるとWindowsNTWindows2000が一気に売上を伸ばして
きていた。
Linuxなんて実際の業務にはまだまだ使われていなかった。

それが現在はどうだろう、ほとんどのDBサーバはLinuxといって過言ではない。
10案件に1案件くらいIBMAIXがあるくらいかな。
Solarisはもうほとんどお目にかからなくなってしまった。
Windowsサーバも2002年からいままで1件しかなかった。

現在のDBサーバのシェアではもう比較するのもばかばかしいくらいLinuxが主流となってしまった。
その他AndroidLinuxだし各社ルータのOSは90%以上がLinuxといって間違いない。
また市販のNASLinux以外のOSを使っているものはないんじゃあないかな??
FreeBSDが少しあるくらいかな。

とあるメーカでWiMAXのインフラ機器のテストを担当したことがあるけど
100%がLinuxだった。

こう考えると、デスクトップOS以外の分野ではLinuxの独占状態といってもいいだろう。
唯一デスクトップOSとしてはWindowsがナンバー1、次いでMac

もう誰も止めることはできないようだ。
Linuxの広がり。