大河ドラマ　西郷ドン

無題 #ドラマ番組
自分は幕末の歴史ものが好きなので、西郷ドンは興味を持ってみてる。
まあだいたい今まで読んだり見た、幕末の物語の再確認みたいな感じで
おもしろおかしく見てる。

でも、単体のドラマとしてはどうかと言えばちょっと突っ込みが足りない。
特に、西郷が幕末の表舞台に出てきてからは、適当に史実をなぞってる感が
否めない。

幕府側の主要人物は無能なダメ武士としか見えない
脚本だよね。
井伊直弼といい、慶喜といい。

司馬遼太郎も完全な薩長派で、幕府側は時代遅れで消滅すべき
歴史的必然のような扱い。
それでも、今回の西郷ドンよりかは井伊直弼や義信についてもう少し
ちゃんと描いているけどね。

やっぱり原作者と脚本家の歴史への思い入れなんだと思う。
歴史を調査して自分なりの解釈があればもう少し
作者の思い入れのある映像になったのにね。
歴史ドラマはそれがあるか無いかで、面白さが決まると思う。

でも気を付けなきゃいけないのは、いくら司馬遼太郎や今回の林真理子が
歴史を調べつくしたって、そのストーリーが事実とは言い切れない
ってことだよね。

あくまでもその作家の解釈に過ぎないってこと。

高校生のころ司馬遼太郎の「竜馬がゆく」や「花神」を読んで随分感動したのを
覚えてる。でもこれはあくまでも司馬遼太郎の解釈だということは
頭にいれておかないとイカン。

現代もニュース報道を見て直ぐに信じちゃいけなのと同じ。