天皇陛下の存在

自分にとっての天皇陛下の存在って、何だろうとふと思ったので日記に書く

自分の両親は、組合活動を活発にするような人で、所謂左派の人たちだった。
だから、基本的に天皇のことはあまり敬っていないし、
まあどちらかといえば天皇制廃止が理想と考えている
節があった。

そんな家庭に育った自分は、必然的に左巻きの脳になった。
学校でも社会の先生なんかはあからさまに左巻きの人達ばっかだったな。
でもそれが正しい考えだと思っていたよ。

高校でも倫理なんかを共通一次試験に選んだから、よく勉強した。
で、そこでも結局は世の中が共産化するのは、歴史的必然
なのかもと思ったりもした。
いろんな思想家の話しが出てきて、マルクスレーニンの紹介もあったんでね。

でも工業大学入学のあたりから、少しづつ自分の考えが右旋回し始めた。
大学卒業して、精密機会の会社に就職して毎日一生懸命働いた。
管理職でない社員は、強制的に組合にも加入。

そこで、組合活動がちょっとな〜馬鹿らしいと思うようになったし。
一生懸命働いてお金をもらう資本主義の制度が一番まともだと思うようになった。

同時に天皇陛下への敬意の念も年々強くなってきた。

今じゃあ、現行の天皇陛下に対しては無条件に敬意を払う。
やっぱり日本の存在は天皇無くしてはありえない。

現在の明仁天皇の本当に地味だけど、淡々と公務をこなす姿はそれだけで
絶大な信用が自分の中にはある。

何しろ、もともと天皇を否定するような環境で育った自分が、社会に出て
普通に働いて生活してきて、自然と天皇陛下を敬うようになったということ
が重要だと思う。
誰にも、強制されてない。
天皇陛下についての報道を見てきただけ。
まあ、天皇陛下に否定的な報道ってないけどね。