介護の効果って何だろう

父は今有料老人ホームに入所してる。
8月のはじめに、点滴用のポート設置の手術をしてから、顔色もいいし
精神的にも安定してきた。

しかし、意識が正常になると今度は寝たきりで生き続けている自分への
悲観的な考えがもたげてくるもよう。
寝てるだけでも結構つらいのでこの」状態で生き続ける自分が情けなくなるんだろう。

本人いわく点滴ポート設置して、栄養が十分になったからまた生き続けなくちゃ
ならない、と言ってた。
口からもちゃんと食べてるんだけどね。
補助として点滴にたよってはいる。

本当に、こうやって92歳で寝たきりでホーム生き続けるのは
たしかに
ホームのお金や、
家族の負担、
本人の負担
プラス面が全くない。

家族やホームのスタッフが一生懸命対応したとしても、父は決して
生産的な活動はできない。
間違いなく死に行くのみである。

今後、胃瘻や腸瘻を設置して栄養の通路を作ることは考えていない。
自力で食べられなくなったところが寿命なのだと自分でおもう。
なにより本人は早くこの世から退場従っている。

点滴ポートの手術をしなければ、もう死んでいたかもしれない。
ホームのお医者さんから手術の話をもらったときも、判断はこちらに
まかされたけど、まあ「点滴」まではやろうと思って手術した。
これが良かったのか悪かったのかわからない。

でもま、あまり深く考えまい。
お金は本人のたくわえと年金で賄えてる。
これ以上の延命措置(胃瘻、腸瘻、その他大がかりな手術)はしない。
緩和そちはしてもらう。痛いのきらいだからね。
あとは天命をまつのみだ。