朝日新聞の慰安婦捏造記事

朝日新聞慰安婦の記事に関してねつ造を認めたらしい。
感想を書いておきたいと思う。

記者というのは記事を核にあたり、自分なりにテーマを決めて
あらかじめ下調べして大まかなストーリを作るのだと思う。
そうすると、そのストーリーに従って記事を書いていくことになる。

ねつ造した記者は、頭の中で取材の前にそのようなストーリーを
既に描いていたのだろう。

自分も大手精密機械会社でシステム開発をやっていた時、とあるサービスをリリースした。
広報が頑張ってくれて、IT系のサイトなどにヘッドラインとして
○○社~~WEBサービスを開始なんて記事が載った。

そしたら日経オープンシステムから取材の申し込みがあり、WEBサービスシステム開発
の手法に関するテーマだった。
そのシステムはPHPJavaScriptを駆使して作成したものでそんな目新しい技術は何も
使ってなかった。

記者は開発はこうあるべきというストーリーをすでに持っていて、私のシステムに
対する説明には不満だったみたい。一通り話をしたらさっさと引き上げていった。

あとでその雑誌が送られてきたので記事を読んでみるともちろん自分の話は一切
載ってない。記者の構想したストーリーが書かれているのみだった。

まあコンピュータ雑誌ならこのケースは問題でもないし、こういった記事もありだと思う。
史実じゃなくて「今後のWEB開発の展望」だから記者のストーリーはありだろう。

朝日新聞の件も同じような記者のストーリー発表に過ぎなかった。
でも朝日新聞が、史実を取材して公表するという点においてはだめだろ。
裏も取ってないストーリーをさも本当のことのように書くのはダメだ。

自分の小学校の時にこの手の本は結構読んだ。
朝日新聞本田勝一の「中国の旅」や「アメリカ合州国」(なぜか衆が州になっていた。)。

当時の自分はそれらを「真実」として何の疑問もなく受け入れた。
しかしそれはあくまで記者の書いたもので、それが真実かどうかなんて
だれも証明できない。

書く側は「真実」「真実」を強調して発表するけど、どんな書物もしょせんは感情のある
人間が書いたもの。どこまでが真実でどこから創作かは分かったものじゃあないってこと。
何事も、「本当かよ」という気持ちでいることが
大切だと改めて感じた。