ローソンが従業員の年収アップ

ローソンが子育て世代を中心に年収のアップをはかるそうです。
ローソンが儲かっているなら正しい選択だと思う。

日本はここ20年不況が続いているといわれているけど、2000年あたりの
ITバブルからサブプライムショックまでは、経済界では結構な好景気だった。
多くの企業が過去最高益をたたき出していた。

にも拘わらず、株価は大きな回復はしなかったし、一般庶民は好景気の
恩恵にあずかっていなかった。

その原因の一つが、過去最高益の大儲けをした会社が利益をあまり従業員に
還元しなかったからだ。
従業員も長い不景気を経験していて、浮かれて給与アップするより
会社の先行投資や将来の不景気に備えるという言い回しが結構説得力を
もって受け入れられていた。

その結果、購買の主役である世間一般庶民にはお金が回らない。
ものが売れなくなる。株式投資なんてもってのほかになる。

せっかく企業間の投資が盛んになっても末端の消費が伸びずに
景気は回復しない。内需は落ち込んだままだ。

儲かっているのに、従業員への還元をしない企業は経済をゆがめてしまって
いると思う。たくさん設けたら、収入が上がる。儲からなければ収入もダウン。
これが正しい姿。それを儲かったら内部留保、儲からなかったらもちろん
減給。これじゃあ、消費はどんどん減っていくのみだ。

儲かっているのにため込むことしかしない企業は、資本主義の原理に従わない
極悪企業として処罰する法律を作ってもいいのではないか??