特許庁の新システム開発頓挫

この話日経BPのページに概要があった
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20121204/441882/

東芝ソリューションは力がなかった。
東芝ソリューションは最安値で落札した。
東芝ソルから特許庁職員へ利益供与があった(タクシー券など)
特許庁職員から東芝ソルへ入札情報の漏えいがあった
システムの刷新がいつの間にか現状の踏襲になった

システム開発の悪い部分をすべて抱えていたみたいだ。

システムってすぐに陳腐化する。
「3か月で結果が出ないようなPJは辞めたほうがいい。」
と言われたことある。
これは極端な話だけど、3か月くらいで何かアウトプットを出して
行かないとやっぱりダメだと思う。

5年で投資を回収できないと今の技術進歩のスピードを考えると
ろくなことにならない。
「設計をしっかりして未来永劫使えるシステム」なんてやめたほうがいい。
システムの耐用年数は5年と考えるべき

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特許庁の新システム開発頓挫というニュースがヘッドラインにあった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130105-00000036-mai-soci

自分にも4年くらい前に、特許庁の仕事の話来た。
でもシステム開発ではなく設計以前の仕事だったのでこちらから
お断りしたことがあった。
仕事嫌とかくだらないのではなくて自分の能力の範囲外だったため。
もしかしたら、これに関連した仕事だったのかもしれない。

頓挫の理由は東芝ソリューションの能力不足だと。
99億円での受注だと。

東芝ソリューションが悪いのかね本当に。

システム開発っていろんな夢を発注側は思い描く。
それでもって、既存の作法はそのまま踏襲してくれとも言ってくる。
どうすりゃいいんじゃい??
(これは、自分が今まで経験したことの愚痴)

発注側は夢を描きつつ要所を抑えたドキュメントを提示すればどうにかなるが。
要求仕様すら、東芝ソリューションに作れといったのでは??
(実際当事者が一切ドキュメントを書かないことあった。こっちが憶測で作ったことある)

システム開発って本当に水物だと思う。どうすればうまくいくかって、方程式はない
のだと思う。
そういった意味で日立はなにがなんでも稼働に持っていく底力がある。
システム自体は洗練されているわけでもなく、非常に泥臭いものだけど、
とにかく稼働に持っていく。日立の過去最高益もうなづける。
システムなんて、無駄の塊なのかもしれない。無駄だろうが何だろうが
とにかく業務をこなして稼働させることが重要なんだなきっと。