奈良の鹿の駆除

奈良の鹿が増えすぎて駆除する計画が、自然保護団体の抗議などにより
とりあえず中止になったらしい。

自分は駆除には賛成。
環境団体がうるさいイギリスだって、やっている。
駆除というと聞こえが悪いけど、間引きということだと思う。
オオカミがいないことや、本来人間も鹿をとって食べていたところやたら保護の
方の力が強くなって生態系のバランスが崩れているのは確か。

だったらこのまま保護していけば、鹿は餌を得ることができずにおのずと
悲惨なことになってしまう。
奈良の場合は、観光客が餌をやるからバランスは極限まで崩れた方向で
推移してしまうと思う。そうもう、どうしようもないくらいに増えちゃう。

適正な個体数にたもつため、要は自然環境を保護するために
適正な数まで頭数を間引くのは当然やらなければならないことだ。
そうしないと自然保護団体の目的である自然保護ができない。

今年の夏に日光白根山に登ったけど、10年ぶりくらいかな??
そしたら10年前に比べて鹿が大繁殖していた。
10年前も鹿の行動範囲を制限する柵があったけど鹿は見なかった。
今年は、すごい数の鹿を見た。確かに人間には直接悪さしないし、かわいいし
間引くなんてかわいそうな気もする。
でも、鹿も適正な数を超えたら鹿自体幸せじゃあなくなるのは明らか。
ここは、涙を呑んで間引きするのが人間の責任だと思う。

ところで、おいしいかどうか知らないが。確かテレビでまずいという話を聞いたことある。
奥多摩で増えすぎた鹿を間引いて食用として出す民宿があるけど、そこのおかみさんが
「まずいんですよ~」なんて言ってたのを見た気がする。
でも調理方法によっては結構いけるらしい。
神様からのおぼしめしとして食べるのが、いい方法だと思う。