アジア共通通貨

今日、ネットのニュースでノーベル経済学賞受賞者ロバート・マンデル氏と言う人が
アジアの共通通貨を作れといったとあった。

共通通貨って有効なのだろうか??
ユーロの今の状況を見ていると、必ずしもメリットよりもデメリットの方が大きい
ような気がする。

ギリシャのデフォルトの危機はユーロじゃあなかったら1国の経済的な破綻でおわった
のではないだろうか?
いつだったかそんなに遠い昔じゃあないけどアルゼンチンがデフォルトになったり
韓国がIMF管理下に入ったりしたが、世界的な影響はそんなになかったように思う。
韓国に至っては、完全に復活している。

ギリシャがユーロじゃあなかったらギリシャの通貨は暴落して
輸出産業(ギリシャにあればの話だが)は大きなメリットを享受して経済復活の
起点にはなるのだと思う。
しかしユーロである限り暴落はしない、対円、ドルでは値下がりしても近隣の
諸国はみなユーロなので為替によるメリットは全くない。

輸出産業がなくたって、農産物の輸出ぐらいはしてるだろう。観光産業だってある。
ギリシャが独自通貨だったら、ギリシャへの観光は格安になってやはり復活の
起点にはなるだろう。

こう考えると、何もアジア共通通貨はとても危険な香りが漂っている。
なにもけとうの真似をする必要はない。
今アジアは世界でも経済成長している地域だ。共通通貨導入で混乱を招く
ことはない。