東電を批判するのは最低か??

今、東電の対応を批判する人がたくさんいる。自分もその一人。
それに対して、「今東電を批判する時じゃあない」とする著名人も多い。

確かに、一定の影響力がある人が今東電を批判するのは良くないと思う。
今は、まず福島原発の事故収束に向けて全力を傾ける時だと思う。

じゃあマスコミはどうすべきだろう。東電批判を辞めるべきかどうか??
やっぱやめた方がいいのかも知れない。
事実や、調査した内容を論評抜きで記事にしていけばいいのかと思う。
そこに社説や論評を挿むのは後ででいい。

じゃあ私のような一般人は??
これは、批判しないといけないと思う。
そこまで抑え込んだらそりゃ正常な世の中ではない。

福島原発は、冷却装置が津波でダメになると言うのは2007年に共産党から指摘を受けて
対応の申し入れまでされている。それを無視して運用を続けていたのだから、
それなりに批判されなきゃまずいでしょ。

共産党の言うことは全てスルーすると言うのは、政権党の常識であるから
ことさら原発の申し入れだけ聞き入れることはなかったのだろう。
東電だって、せめて公明党が申し入れをしてきたらちょっとなにかやったかもしれない
が、こと共産党の申し入れとなればどんな重要なことでもスルーせざるを得ない
のだろう。

そういった意味では、「共産党原発の危険性を指摘したのが問題だ」
「やろうと思ったが共産党が指摘したものだから、かたくなにスルーせざるを得なくなった。」
という論理も出てくる。

さて、これだけの問題を引き起こした東電の原発運営はいずれにしても批判されなきゃ
そりゃおかしい。