ホワイトカラーエクセンプション

4年くらい前だったと思う、小泉政権の末期から阿部政権にかけて、ホワイトカラーエクセンプション
という言葉が話題になった。
これは当時の竹中さんもこうあるべきとして主張したホワイトカラーの報酬にたいする考え方。
要は、時間に対して給料を払うのではなく成果に対して払うというもの。
したがって、ホワイトカラーに限って残業代などというものは消滅する。

当時は、小泉政権の政策も項をそうして経済も随分活気があったと思う。
経済界は調子に乗ってこんな政策を出してきたのだと思う。

そもそも、時間というのはコストそのもの。そのコストを抑えた企業が勝ち残る。
これ資本主義の原則。ホワイト~はこの時間というコストの削減の努力をしなくて
よくしてしまうわけだ。コストに対して対価を払うというのが自由競争の原則。
これを覆してまで、この方式を支持するとは竹中さんも経済界も焼きが回ったものだと
思った。

これからだと思う。これを境に、社会民主主義てきな考え方が台頭してきた。
「自由競争とはこんな無茶なものだ」という口実を社会民主主義勢力に与えてしまった。

ホワイトカラー~は自由競争でもなんでもない。自由競争に対するルール違反を法で
制度化しようとしたものだ。

自由競争が進んで大勝する奴が出てくると、自分の権益を守ろうとして、自由競争の
ルールを法で崩そうとするやつらが出てくる。それも、自由競争を唱えながらだ。

いつの世でも、淡々と自由競争のルールを適用すればいい。
ダイエーがつぶれそうになったら、影響がどうこう考えるよりもルールにのっとって
早いとこ倒産させればいい。

影響どうのこうのとか、弱者救済とかいってルールを曲げると必ず結果として
経済がうまくいかなくなり、最終的に弱者は全く救済されない。
弱肉強食が結局、一番の弱者救済だということを肝に銘ずべき。