スキーの理論

この前、スキーの準指導員の研修を受けた。
東京都のやつで、熊の湯でやった。

理論の講習会で、現役の物理の先生という全日本の技術員の説明が面白かった。

ターンを斜面の物理落下という点から全てを解説していた。

ここまで実験の映像を盛り込んで解説するとは本当に
尊敬してしまった。
学術的には新しいことではないと思うが、ことスキーに関して
これだけスムーズに解説できる人はいないと思う。
いままでも、スキーの専門家が感覚に基づいた科学的(?)な解説は
随分なされていたが、物理の専門家が実験映像をもとに解説したので
説得力はケタ違いだと思う。

要はいままでの、外向外傾姿勢は否定されて、正体内倒姿勢がよしと
されている。説明もとても説得力があり理解しやすかった。

しかし、たとえば一昔前にスイスのデモンストレータがやっていた
ウェーデルンは一体何だったのでとうということになる。
あれは非合理でむりのある滑りなのか?

外向傾をしっかりとって安定して不整地を滑り降りてきた。
あれが非合理的な滑りなのか??
そうは思えない。

願わくは、新しい理論でいままでの滑りも説明できれば
全て納得できるのだが、、。