大河ドラマとフェイクニュース

先日の日曜日に大河「西郷どん」を見てて思った。
大河はドラマであって、史実じゃあないからオーケーだけど。

まあ、義信が悪者になってたわ。
これは幕府側の人物のファンとしては許容できないだろうね。
「義信はフランスに領土を渡して、幕府を守ろうとしてた。」

ドラマでも西郷がそう思って戊辰戦争へと突き進んだということで、
本当に義信がフランスへ領土を切り売りするつもりかどうかまでは
ぼかしてるけどね。

要は、幕末という結構現代に近い時代の史実ですらあいまいということ。
作家が、どういう認識をもってるかで脚本は全くちがったものになる。
それを見る視聴者は史実とドラマの違いが判らない。

そういった意味で、司馬遼太郎が日本人の歴史認識に与えた影響は計り知れない。
でもそれって司馬遼太郎歴史観であって事実かどうかは定かではない。

翻って現代のマスコミ報道を思うと、、、。
記者がどんなに正義感をもって取材して、報道したとしてもそれが「事実」と
認識しちゃ絶対だめだよね。読者・視聴者が。

アメリカでマスコミがこぞってトランプを批判してる。
「マスコミの役割は、事実を権力に突きつけることだ」
結構マスコミの憶測をもって事実と言ってるケースが多いとおもうけどね。

じゃあ事実ってどうやって知ればいいんだろう??
結局事実って多くの場合知ることができないんだと思う。
色んな情報を疑いをもって見聞きして、最後には自分の判断にゆだねるしかない。
とにかく鼻から報道を事実と思うのは間違いであることは確か。