介護のやり甲斐

母の在宅介護を続けているけど、去年の年末からだけど明らかに
回復の方向に向かっている。

それまでは、基本的に老々介護だった。
両親の世話の為に、自分たち夫婦で実家に引っ越したが、
基本的にゴミを捨てたり、掃除をしたり。
あとは、デイサービスに行ってもらったり、在宅入浴解除に
お世話になったり。

二人とも自立歩行が可能だったのとトイレは自力でしていたので
本人たちの意向もあり、今母にしているような本当の意味での
介護はしてなかった。

それが父が転んで腎臓を打って入院になったのを境に
母の本格的な在宅介護が始まった。

とにかく、何か特別な事をしたわけでもない。
毎朝必ず7時に起こして、3食決まった時間に食べさせて、
21時に寝かせる。

下の処理は自力でできなくなったので、うんこの始末もそこから
開始。

毎日、こうすればいいんじゃないかと言う事をできる範囲で少しづつ
積み重ねてきた。この少しづつの積み重ねが母の回復に繋がっているのでは
ないかと思う。

ここまで何をしてきたか備忘録として書いておく。

起床〜就寝のサイクルをきちんと守る。
つまりは規則正しい生活をさせる。

毎朝、摩り下ろしりんごに蜂蜜をかけて食わせた。
卵は毎日最低1つは食べさせる。
梅干し、海苔の佃煮を少々。

歯医者の往診をしてもらう。
医者の往診もしてもらう。
薬は医者の処方以外の物はやめる。

エンシュアと呼ばれるドリンク栄養剤を毎食飲ませた。

週2日のデイサービス。
月1〜2回のショートステイ
週1日のリハビリ訓練。

これらで、今ではうんこ漏らしはほとんどなくなった。
だいぶ筋力も改善した。
頭の方も少し良くなった模様。
会話も戻ってきた。

父が今にも死にそうな今、母の回復が介護のやりがいになる。
もうしばらく頑張ってくれ。