NHKの中国共産党大会の報道
NHKの中国共産党の報道を見た。
内容としては、
・習近平が自分への権力集中をさらに勧めた。
・国民からは、政府・共産党への腐敗の批判が多い。
・一般市民からは、もちろん匿名で共産党批判がある。
NHKのニュースだから9割がた信じて「ふ~ん」と見ている
自分がいた。
でもこの報道内容って、私たち日本人が
「きっとそうなんだろうな」
「国民からは批判もあるけど、公に言えないんだな」
大体、私たちの想像することだし、期待していることだと思った。
この報道、記者が最初からきっとこうだろうと判断して
それに即した項目をそろえてニュースにしていけば
そのような報道になるよなと思った。
逆に、
「共産党に不満はあるが国家として強い中国の構築にむかっている」
というようなストーリーに基づいてストーリーにあった映像やインタビューを
そろえればそのようになる。
さらに、
「政府の思惑とは裏腹に共産党への不満は爆発寸前である」
というストーリーでコンテンツをそろえればそれなりになる。
信用できるようなものじゃあないね。
まあ、「もりかけ」報道と大して変わりない。
恣意的かどうかという話もあるけど、それは置いといて
ニュースって報道する側の思惑でいくらでも印象操作できるなと
思った次第。
中国共産党大会のニュースは正しいかどうかは不明。
記者はこのように感じたというに過ぎない。
全てのニュースについて頭から信じちゃだめということだ。