3年前、仕事から逃げた話

自分は2002年から、所謂個人事業主として現場を点々とするプログラマだった。

2014年の7月までは失敗あり成功ありで、無我夢中でなんとか
こなしてきた。
ところが2014年の4月からの仕事がダメだった。
自分のボスは、30代後半ってところかな??
まあ、自分の感覚としては恐ろしく優秀なやつだった。

そいつの会社とはこれまでも沢山付き合いがあって、どちらかと言えば
自分は実力以上に高く評価されていた。
ボスはその評価を真に受けて、自分に対して設計・コーディング以上に
部下の管理とか、顧客との仕様の詰めなども俺に任せてきた。

自分にそんなマネージングの実力なんてないので破綻寸前になりながら
なんとかやっていたよ。

自分の化けの皮は直ぐにはげたが、成り行き上自分の役割を他人に
振り分けることもできず。
ボスは俺をフォローしつつも俺の厳しい状況はゆるもことはなかった。

まあこのままなんとか持ちこたえていけるかと思ったそのとき。
6月17日に姉が乳癌でなくなった。全く寝耳に水の出来事。
姉の日記を見るとどうやら2011年には本人が乳癌の自覚ありだった模様。
医者にかからず死ぬ2週間前まで旦那と仕事してた模様。ノルウェーで。

日本に帰国して数日で亡くなった。

そこで姉の遺言(?)で義理兄の仕事を俺に手伝ってもらえと言ったとか??

不謹慎だが、自分はこれで今の現場から逃げ出す口実ができたと思った。
火葬場から、契約してる会社に電話をいれ、姉の急逝により契約を終わらせたいと
伝えた。
さすがに、即辞めることはかなわなかったが7月一杯で逃げ出すことができた。

こうして何とか自分は修羅場を逃げ出した。

8月からは義兄の仕事を手伝って今に至っている。
まあなんというか、姉の遺産で食いつないでいるようなもんですわ。
この状況は来年4月までは続くもよう。
義兄も70歳を超えるのでそろそろ商売をたたみたいらしい。

義兄の配慮のおかげで、自分は両親の介護を優先させてもらっている。
あのままIT土方を続けて、これまでの両親の介護が成立したかどうか!?
姉の思いもあって今の状況があるのかもしれない。

さてそのあとはどうやって食っていくかだ。
またIT土方に戻るか、??