政府の進める在宅医療

医療費削減のために、政府は老人の在宅医療を進めているという。
NHKでは、政府の方針に対して制度がおいついていないという。

まあ、先のない老人に対してもうそんなにお金はかけられない。
かわいそうだが、不備な制度のもとで早いとこ行っちゃってくれっていうことだと
思う。
これから先を担う若者にもお金を回さなきゃならない。
老人はもう先がないんだからあきらめてくれ。

極端だけど上記のようなことだと思う。
「老人は早く行っちゃってくれ」というはなし、自分は真っ向から反対はできない。
でも自殺しろってわけも行くわけない。ましてや、薬でも盛って行ってもらうなんてこと
はあり得ない。
だから老人への医療を劣化させて、早くいってもらおうってことか。

でもそうすると老人本人と、家族には想像を絶する苦痛が訪れるだろう。
その不利益は、高額な医療費を上回るものになる。(計算してません)

今まさに両親の絶賛介護中のわが身としてはちょっと考えさせられる。

在宅ってそんなにお金かからないのかな??
医者も往診しなきゃならないし、
日々の世話にはヘルパーさんも毎日必要だろう。
さらに家族への負担は計り知れないだろう。
稼ぎ頭のせがれが仕事を辞める必要がでてくるだろう。
この結果税収だって減るだろう。

こう考えると、もっといい方法があるのではと思う。

老人ホームの充実の方が効率がいいのではと思う。
特に寝たきりになった老人の最後は専門の機関で集中的に対応した方が
コスト的にメリットがあると思う。

もちろん、お金がたくさんある人は好きにすればいい。
でもそうじゃなかったり、身寄りがなかったりする場合もあるだろう。
そういう人たちが何とか最低限まともな最後を迎えられるようになってほしい。