ベトナムの原発中止

ベトナム原発計画が、ベトナム国会で多数で否決されて没になったと
今日ニュースになっていた。

自分としては、ベトナムいい判断したなと思う。
福島原発事故を受けて再検討をしていた結果らしい。

計画では2か所でそれぞれ、ロシアと日本が受注していたらしい。

日本は大きな受注がなくなり経済界からすると残念な結果なのかもしれない。

原発を推進する理由の一つとして経済的なメリットもおおきな一つだったと思う。
原発は事故を起こせば危険だが、安全性を確保すれば市場は世界中にある。
今後の発展途上国の成長に合わせて、原発需要が飛躍的に伸びる。
それをみすみす棒に振るのは、政府としてもいい判断ではない。
もちろん原発関連の企業がたくさんある経済界にとっても大きな痛手である。

しかし、発展途上で成長真っ盛りのベトナム原発を中止したというのは大きな意味が
ある。
「大きな世界市場」という前提がちょっと崩れたからだ。
経済界としてはごり押しで原発を推進しても、得られる儲けの保障がくずれた。

更に原発は事故や廃炉を考えても経済的だという話も、怪しい。
廃炉費用は税金による負担でやると聞いた。
国民負担でやることに自分は異論はないけど、もしかして電力会社は
廃炉費用を原発の経済性の計算に入れていないで、「経済的だ」と言っている
ふしがある。
もちろん、この考えは裏を取っているわけでもなんでもない。
自分の妄想ではあるのだが、、、。

まあ個人的な日記だからそこは妄想に任せて書いていく。

原発は実は不経済だということが少しづつあからさまになってきている
気がする。