原子力発電の困難さ

福島原発で、冷却トラブルやら放射能水の漏えいが明るみになった。
原発は本当に厄介な代物と言わざるを得ない。

冷却トラブルは東電のへまと言えばへまだが、、、。
要は人間はこんなもんなのだと思う。
10個作業をすれば1個はミスする。
これが現実だし、これを前提にしなければならない。

自分はシステム開発の仕事をしているけど、よく聞くのは「ミスは許されない」と
いう言葉。ボスからそのようなことを言われたらそりゃ真剣に「ハイ」というけど
本音じゃあ「出kるわけないだろ」と思っている。
そういってる本人がミスするしね。
ミスは人間につきものだってことをわかるべきなのだと思う。

東電の仕事は極力ミスをしないように、100%に近づける努力を前提としている。
だから見学に行っても「特別な訓練をしてミスなく仕事を進めている」というような
説明をよく聞いた。(柏崎原発、川崎火力)
この考え自体がいけない。ミスを前提にフォローをどうするかをよくよく考慮するのが
正しい対策だと思う。

それはそうと原発は発電しなくても安全に廃炉に持っていくまでも
莫大なお金がかかるらしい。もちろんそのコストは発電コストには入っていない。
何度も議論されていることだけど、本当に原発は低コストなのか??
人任せで恐縮だけど、反原発派はコストの点だけででもはっきりと数値で
もって反論すれば説得力があると思う。

それから、ドイツが脱原発再生可能エネルギーの政策が金銭的に失敗だったと
報道されたし、2CHでも「ほら見たことか」と大騒ぎだった。
しかしつい先日の報道では、ドイツでは他国からの買電と他国への売電で結局黒字
だったことが判明した。
持ちろん、不安定な太陽光や風力なので発電量がコントロールしにくくて、
結局必要以上に発電するケースが多く周辺国への売電が多くなったのが
真相らしい。
しかし、フランスなどからの買い取りを上回ったというのは電力量としてすごいことだと
思う。日本も再生可能エネルギーは決して夢のなかの出来事じゃあない。
素人目には原発はどう考えても不経済だ。