東京電力と言う会社の印象

東京電力と言う会社の印象を書く。

友人に何人か社員がいるけど、みな総じて優秀な人だと思う。
大卒でホワイトカラーとして入社すると40歳にもなると年収は1000万円は超える。
平均年収が700万円くらいなのは、社員数が膨大で末端の正社員まで含めるとそのくらい
になるのだと思う。

さて、友人たちはみな原発については当然だけど肯定的だった。
というよりも、危険性については誤解(?)を解こうと積極的に、安全性などを
説いていた。

原発を誘致した自治体がいかに潤うか?廃棄物についても生み出すエネルギー量と対比
して効率性についても良く聞かされた。

これは優秀な彼らの言ったことではないが、
原発に反対する人はパソコンとか使っちゃいけないんだよ」
なんてことも女性から言われたこともあった。

東電社員はともかくも金銭的には余裕があり、会社の方も株式会社とはいいながら競争のない
市場なので感覚的には一般のサラリーマンとは随分と価値観が違う。

仕事に対する考え方としては、ビジネスというより使命感で動いている感じ。
我々が、世の中を支えているんだ、へまをすると社会が困ってしまう。がんばらねば。
という感じかな。
だから仕事の重要性からおごり高ぶりも結構ある。

いずれにしても、会社でありながら競争のない特殊な団体であることが今回の
原発事故につながったいうことは言えると思う。
2007年の共産党などの指摘をもっと謙虚に聞く耳があったら今回の惨事はなかった。

じゃあ国営化すればいいかと言えば?である。
ますます親方日の丸の精神が深まっていい方向に行くとは思えない。

一番いいのは危険な原発なしで電力が確保できることだと思う。
さて何かいいエネルギー源はないものだろうか?