ヨーロッパがヤバい

EUがヤバい。いつだったか日本の目指す方向として、アメリカ型かヨーロッパ型か
という選択があった。経済学者が書いた本である。
その本では、アメリカのような弱肉強食は日本にそぐわずにヨーロッパのように
高度な社会福祉国家が望ましいという事が書かれていた。

ところがどうだろう。まずはEUではないがアイスランドが倒壊した。
そして次にギリシャ

ギリシャでは労働者の5人に一人が公務員だという。
そして年金も退職時の9割がもらえるとか
さらにパソコンの無料支給など至れり尽くせりだ。

それが急に何割もカットとなればもう一般国民は理性を失うだろう。
こうなるとスウェーデンなんかも怪しいのではないのかと思ってしまう。
スペイン/ポルトガルもやばいらしい。

日本がヤバいヤバいと思っていたが実はどの国も同じだったということ。
豊かな生活は裏で巨額の借金隠しがあったのだ。
じつは俺のところも、イヤ実は俺も。となるのかもしれない。
豊かな国を気取ってたが実は嘘だらけ。虚構の上に成り立っていたということか。

ヨーロッパの状況を見るとまず高度福祉国家はいかんと思う。
やっぱり弱肉強食の社会がまず基本だと思う
その上で、竹中さんが良く言っていたセーフティネットを引くことだ。
これで最低限の生きていく部分を保証する。
憲法の健康で文化的な生活をする権利ではなく、最低限生きていく権利)

やはり、ルールに則った自由競争にまさる仕組みはなさそうだ。