<高速無料化>CO2排出量は減る?増える?…正反対の試算

YAHOOニュースヘッドラインに国土交通省環境省でま逆の試算結果を発表という
ニュースがあった。

両方とも根拠ある想定をもとに数値でもって計算し算出した結果である。
これを見ると本当に「真実」って何だろうと思う。
要は、マスコミに出る「真実」とはいくらでも発表する側、フィルターを通す
マスコミによってどうにでもなるということだ。

だから例えばウィルコムの今後というテーマで「将来有望」、「将来なし」の両方の
文章を説得力を伴って解説することが可能だ。

将来有望
ソフトバンクの支援を受けることによってウィルコムは将来非常に有望である。
コストの小さいPHSのインフラはこの不況下のデフレの状況ではますます強みを
発揮するだろう。病院など構内内線電話としての利用価値もある。家庭内のコードレス
フォンとの共通化などをはかればPHSの強みはますます増す。
ソフトバンクの支援で資金的な問題を解消した現在、上昇する
以外の道はない。

将来ない
ウィルコム会社更生法を適用されたのは、PHSの終わりということを明確に
象徴する出来事と言える。通信速度、価格、全国の網羅性など全てにおいて
PHSはなんのとりえもなくなった。ソフトバンクが支援する目的はウィルコム
獲得した次世代PHSの周波数帯だ。これが手に入るならウィルコムの支援など
安い投資といえる。支援しつつ最後は利用者へのSB携帯への移行支援で終息
するのだろう。

自分では上記の両方の言い分はどっちも説得力があると思う。
政治のテーマでも日刊ゲンダイ夕刊フジでは全く逆の論説を張る。
両方とも完結な文章でわかりやすく説得力がある。

結論として言えるのは、どんなに信用のある機関の発表でも鵜呑みにしちゃ
だめってことだ。どんな立派な論理にも反対の理論はある。
大は小を兼ねる。
ウドの大木。

一寸先は闇。「予想して行動する」よりも、「結果を見て対処」を考える方が
ただしそうだ。