父の死ぬ死ぬ詐欺

父が容態が悪化して、ホームから直ぐ来てくれと電話がかかってきた。
もう何回目だよとおもいつつ、やっぱりもうちょっと頑張ってくれと
思いながら自転車を飛ばした。

着いて、看護師に聞いたら血圧が50まで下がったとのこと。
見ると、死んだ魚の目をしてる。
父が口ずさんでいた歌を鼻歌で歌いながら、手や顔をさすってみた。
しばらくしたら、ちょっと目が生気を取り戻してきて
息子がいることを認識したみたいだ。

看護師が来て血圧を測ったら110くらいに改善したとのこと。

ホットした。
でも、また死ぬ死ぬ詐欺やられた。
三途の川に首までつかったけど気が付いてまた戻ってきたって
感じだろうかね。

こちらとしては、ホッとするんだが本人はどうなんだろう??
また苦しいベットの生活が継続する。
本当に人の終末ってなにがいいのかわからない。

正解はないんだろうね。その時の家族の心情や経済的なものも含めた環境
でその場その場で対応が決まっていくんだとおもう。
どれが正解・不正解はないんだと思う。

毎日が出たとこ勝負だ。