裁量労働制は資本主義に反する

以前ホワイトカラーエクセンプションとか言ったときも書いたけど。
あらためて書いておこう。

裁量労働制は弱肉強食の資本主義の原則に反してる。

実力のない会社を保護して生き残りできるようにする仕組みである。

結果、会社としてつぶれるべき会社が生き残って
社会のコストは増大する。

なぜかって??
同じ製品を2つの会社が開発したとする。
A社は開発に連日の残業をしてやっと製品ができたとする、
B社は開発者はほぼ定時退社で製品の開発が終わった。

弱肉強食の世界ではより優秀なB社がおおきな儲けが発生するのが
正しい。より短い時間で開発したB社は開発コストが少ないので儲けも多い。
当然A社は、開発コストが多いので儲けも少ない。

しかし、裁量労働制にしてしまうと、A社もB社も同じコストになってしまう。
より優秀なB社が勝ちぬいてしかるべきなのにそうでなくなってしまう。

これおかしいだろ!!
弱者を生き残らせてしまう。
これじゃあ、弱者が淘汰されてより強くなっていく資本主義の原則が崩れる。
弱者が淘汰されない生物は最後には絶滅してしまう。
これ進化の常識。

ブラック企業が増えて労働者が搾取されるとかいうのは
二の次の問題で、より優秀な会社が生き残るという原則がくずれるんだよね。
企業の国際競争力なんだかんだいってもこれはただの弱小企業の保護政策に
過ぎないよ。
結局本当に強くない会社が生き残って最後は海外の企業に負けちゃうでしょ。