反戦、憲法9条、安保

先日の安保法案の可決に伴って、反戦を訴えるデモが大規模に行われた模様。
デモは、法律で認められてる行為だし、反安保法案の主張だって正しいかどうかは
自分にはわからないが「主張しちゃいかん」ってものでもないだろう。

自分の両親は元教師で(もう90歳だからずいぶん前に退職してるが)、組合活動も
ずいぶんやっていた。
自分もそんな両親に育てられたから、中学高校時代はほぼ左翼的な考えが正しい
ものだと思っていた。
社会の先生も、大方社会主義もしくは共産主義だったと思う。

自分も、社会主義共産主義が「歴史的必然」のように思ったし、
またそう思うことが、みんなより一歩秀でた考えなのだとも思った。

だけど社会人になって、仕事をしていろんな知識が身についてくると、自然と
社会主義共産主義へは賛成しなくなった。
で、今ではどちらかといへば憲法9条は改正しなくてはならないと思うし、
安保法案も賛成。
阿部政権にも大局的には賛成。

誰に教育を受けたわけでもなく、社会生活をしていて自然にこういう考えになった。

自分の両親は今でも、「守れ憲法9条」「戦争法案反対」「反自民党」だ。
でも自分は、そんな両親を「いやそれは間違ってる」とか議論はしないし、
今更「これが正しい」なんて、言い聞かせようなんて思わない。

90歳になる両親には、それぞれが考えてきたことが正しいと思っているなら
そのまま正しいと思いつつあの世に行ってほしいと思う。
今更、これまでの本人たちの考えを間違ってたなんて思う必要は全くない。

第一私自身の考えが正しいなんて断言はできない。
やっぱり両親の左翼的な考えが本当は正しい可能性だってあるさ。

要は、マスコミの恣意的な報道に惑わされることなく自分自身がよく考えて
自分なりの考えを持つことが大切なのだなと思う。

たとえその結果が、安保賛成でも反対でもじっくり考えた結果ならOK。