中国との関係3

中国との関係について不愉快な思いで一杯だ。

酷いものだと思う。

ここはひとつ冷静に考えなきゃ。
今回の船長釈放の措置はなんにも日本に戦略が無いことを露呈してしまったと言える。

・船長を法律に従って逮捕。
・中国が起こった。
・逮捕継続。
・中国が報復措置を実行し始めた。
・あわてて釈放。
・必ずしも報復措置を解除しない。
・そりゃないぜ!!

というような経緯なのではないか?
まず中国にかぎらず、喧嘩する相手にする措置としては全くなっていない。
まず中国をはじめとした世界各国の関係というのは正義とか国際ルールとか
そういう関係で成立しているわけではないということだと思う。

正義・ルールというのはあくまでも建前であって自分に都合のいい時に
持ち出してかざすものだ。これは、日本人的にはおかしいと思うかもしれないけど、
日本人だって自分の胸に手を当てれば日々基本的にはこのような気持ちが
あるはずだ。
それは些細な日常の生活にだってある。例えば自転車で交通ルールを無視する奴。
奴らは、警察が一々自転車の交通違反に対してとっ捕まえないのを日常的な
経験から知っている。だから、おそらく警察にパクられない範囲で最大限好き勝手
やる。

国際関係も基本同じだと思う。国際ルールやら力関係軍事力を総合的に
判断して最大限、横暴をやるということ。

だから、日本も筋を通すとかそんなおぼっちゃま的な考えでなく、どうすれば自分に
一番利益かを考えて戦略を立てなきゃ。

中国は許せない。だからと言って、ルールを前面に出して筋を通したってそりゃ相手には
ならない。

ここは、日本の防衛力、中国の軍事力、経済的な力関係、他国との関係、など全て
考慮してどう動くと一番いいかを必死で考えないとだめ。

北方領土だってそうだ、鈴木宗夫さんが言ってたけどエリチンのときに2島返還で
話がまとまるならそこで手を打つのが最大の利益かもしれない。
そこは、正義とか筋の話じゃあない。正義・筋を含めた総合的な判断だ。

ここは政府に頑張ってもらうしかない。
方や我々民間は、中国に対して技術的な有利を築かなくては。
それから自然保護など環境の点でのアドバンテージを作って、日本とうまく付き合わなきゃ
とても損な環境を少しずつ築く。